

NSWSは、地盤調査に汎用されているスウェーデン式サウンディング試験(SWS)の機構を原型とした、改良・発展型のサウンディング試験機。SWSの「オモリ」を「空気圧」に変更(空油圧機構)したことにより、重力に頼ることなく、これまで以上に詳細で立体的な地盤の把握が可能になりました。


空気圧で荷重制御することにより、方向(重力)に関係なく荷重を調整可能。垂直から水平まで対応します(小改造で上向きも可)。建物下・道路下・法面など、「今までできなかった」箇所の調査が可能になりました。

モーター自重を打ち消し、「ゼロ」からの載荷を可能にしました。「オモリ」による荷重は段階的にならざるをえませんでしたが、空油圧機構を採用することで、連続的な荷重増加に対応しています。
貫入長25mmごとに荷重と換算半回転数を計測することで、SWSの10倍の精度を獲得。地盤の連続的変化を視覚化するとともに、局所的な弱層の把握も可能になりました。
自沈速度(5cmあたりの時間)が一定以上に達すると貫入を強制停止。いったん荷重をゼロに戻し、原点から再載荷を開始します。つまり、急速自沈による貫入長は最大で5cm。従来型によく見られた「急激自沈による軟弱層の見落とし」の心配がありません。

シリンダ内の空気圧減を感知し、回転を一時停止。自沈と回転の微妙な境界を区分します。自沈部では「減圧しながら貫入」し、自沈調整機構が働かない程度の強度低下をも把握します。
NSWSでは固定の最大荷重、回転速度などの諸要素を任意に設定可能。条件を変化させて得たデータから、強度定数の推定が期待されています。 ※現在、(独)農研機構農村工学研究所と共同研究中(~2012.3)
中空ロッドで水位測定・簡易グラウトも可能。堤防・護岸の調査で発見した変状箇所に簡易グラウトで応急処置を行えば、対策実施までの経費節減になります。
測定の1ストローク(1m)中は完全自動運転で作動します。
※操作は簡単ですが、やや慣熟が必要
本体重量は約80kg。全備品を小型トラック(0.5~1t)で運搬できます。仮設労力も、ボーリング試験よりかかりません。

