2018年2月15日 地質時代第17号 1面
第10位:アメリカ、バッファロー市 年間降雪量240cm エリー湖の西、カナダとの国境沿いの都市。北極の気象パターンに近く、「湖水効果雪」という現象により積雪量が増大する。猛吹雪によって町全体が埋まってしまい、雪かき以外の活動はすべて停止する。
第9位アメリカ、ロチェスター市 年間降雪量251cm オリタリオ湖の南に位置するロチェスターも「湖水効果雪」に影響される。1977年のグレート・ブリザード(時速96km)によって多くの死者が出た。
第8位日本 秋田市 年間降雪量271cm 733年頃に築かれたと見られる城柵、秋田城を擁する秋田には、32万人以上の人々が暮らしている。1997年に中核市に指定された県庁所在地でもあるが、平均積雪量は1月137cm、2月107cmと紛れもない豪雪地帯だ。亜熱帯地域にほど近いことから大量の湿気がもたらされるため、降水量も多く、年間の66パーセントが雨か雪の日だ。
第7位カナダ、ザクネ市 年間降雪量312cm
第6位アメリカ シラキュース市 年間降雪量314cm
第5位カナダ ケベック・シティ 年間降雪量314cm
第4位カナダ セントジョンズ 年間積雪量332cm
第3位日本 富山市 年間降雪量363cm 立山黒部アルペンルートの名物はそびえ立つ雪の壁だ。富山市は富山県の県庁所在地であり、41.7万人が生活する。秋田と同じく、比較的穏やかな気候と湿度のお陰で、凄まじいほどの雪が降る。日本海に繋がる富山湾の側に位置するために、「湖水効果雪」にも似た積雪を見せる。
第2位日本 札幌市 年間降雪量485cm 本リスト中最大の都市。地球上で2番目の豪雪都市。
第1位日本 青森市 年間降雪量792cm 地球規模の豪雪地帯。八甲田山の高地の冷たい空気と青森湾、陸奥湾の水分が組合わさる結果だ。